この記事の要約
- 練習パッドに飽きて初めてスタジオを予約したものの、「何か怖いルールがあるのでは?」と直前で尻込みした失敗談です。
- 初心者がスタジオで絶対に気をつけるべき最低限の「3つのマナー」を整理しました。
- 「上手くないと恥ずかしい」という思い込みを捨てて、思い切り生ドラムを楽しむためのマインドを紹介しています。
予約はできたけど、スタジオの扉が重すぎる
「よし、そろそろ生のドラムを叩いてみよう」
そう決心して、スマホで近所の音楽スタジオの「個人練習」を予約した私。しかし、いざ当日スタジオの前に着くと、ある不安が頭をよぎりました。
「セッティングの戻し方とか、暗黙のルールがあったらどうしよう……」
ネットで「ドラム スタジオ ルール」と検索すると、「シンバルの角度は元に戻す」「スナッピーはオフにする」「チューニングキーは……」と、専門用語交じりの細かいマナーが大量に出てきます。
でも、正直なにも分からない。
いざ重い防音扉の前に立つと、「初心者が勝手に入って、何かやらかして怒られたらどうしよう」という恐怖が勝ってしまい、ロビーで無駄に時間を潰してしまった経験があります。
絶対に守るべき「3つのルール」
ネットには細かいマナーが山ほど書かれていますが、初心者ドラマーが最初にスタジオに入る時、本当に守らなければいけない「暗黙のルール」は、実は3つだけです。
1. 終了5分前には必ず「退室」する
これが一番重要です。スタジオは次の予約の人が待っています。終了時間のギリギリまで叩くのではなく、「5分前には片付けを終えてドアを開ける」のが絶対のルールです。初めての時は片付けにも時間がかかるので、10分前には叩くのをやめるくらいでちょうどいいです。
2. スネアの「スナッピー」はオフにする
スネアドラム(メインの太鼓)の横には、裏側のジャラジャラした線(スナッピー)をオン・オフするレバーがあります。退室する時は、必ずこれを「オフ(カチャッと下げる)」にしておきましょう。オンのままだと、他の部屋のベースやバスドラムの低音に共鳴して、ずっと「ザーッ」と鳴り続けてしまい、機材にもよくありません。
3. シンバルを素手でベタベタ触らない
シンバルは金属なので、手の脂がつくとそこからサビてしまいます。演奏中に音を止める(チョークする)ために端っこを掴むのはOKですが、セッティングを変える時などに、盤面をペタペタと手のひらで触るのはNGです。
上手くないと恥ずかしい、という思い込み
この3つさえ守れば、あとは「自分の好きなように叩いていい時間」です。
初心者が一番勘違いしやすいのが、「下手なドラムの音が外に漏れたら恥ずかしい」という思い込み。
断言しますが、スタジオのロビーにいる人は、あなたのドラムの音なんて1ミリも気にしていません。みんな自分の練習のことか、今日の晩御飯のことしか考えていないので安心してください。
高さのセッティングなどを「完全に元の状態に戻す」のも、本来はマナーとされていますが、初心者のうちは「自分が動かしたところを、なんとなく元あった場所に戻す」くらいで十分です。次に入るドラマーが、どっちみち自分好みに全部調整し直します。
まとめ:迷う時間を「叩く時間」に変えましょう
初めてのスタジオは、誰だって緊張します。
ルールやマナーが分からないからと行って尻込みしているなら、無理にネットの情報を全部詰め込む必要はない。もしあなたがスタジオの重い扉の前で立ち尽くしてしまったら、迷わず「5分前退室・スナッピーオフ・シンバル触らない」の3つだけを思い出して、思い切り叩いてみてください。
完璧なマナーへの挑戦は、スタジオ通いに慣れてからでも全然遅くない。まずは生ドラムの圧倒的な音圧を楽しんで、ドラムをもっと好きになりましょう。
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